不動産売却におけるトラブルの事例は何がある?注意すべき点について解説

2024-12-10

不動産売却におけるトラブルの事例は何がある?注意すべき点についても解説

不動産売却は、専門知識が必要となるうえ、何度も経験する取引ではないことから、トラブルが発生するケースも少なくありません。
引き渡し後のトラブルを避けるために、トラブルの事例を事前に知っておくと役立ちます。
本記事では、不動産売却におけるトラブルの事例を解説します。

重要事項説明に関するトラブルの事例

不動産売却では、隣地との境界を明確にしておく必要がありますが、土地の中には境界が曖昧なものも少なくありません。
この場合は、トラブルを回避するために境界確認書を交わしておくと安心です。
また、売却する土地と隣接する土地が、用途地域の境界線周辺にあると、双方の土地の用途地域が異なる場合があります。
重要事項説明において、周辺の土地の用途地域も説明しておくとトラブルを防ぐことができます。
マンションの売却では、目の前に別の高層マンションが建ち、眺望を遮られるケースも多く聞かれるのが事実です。
この場合、事前に把握していたにもかかわらず説明をしていないと、重要事項説明をしていなかったとしてトラブルになる可能性が高まるのです。

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契約解除に関するトラブルの事例

契約解除は、お金で解決するケースが基本ですが、お金の支払いを請求できない契約解除もあるため、注意が必要です。
買主の一方的な事情による解約は、買主が支払った手付金は売主がそのまま受け取ります。
買主の事情による解約を防ぐには、手付金を高めに設定したり、短期間の引き渡し期日を決めたりすると良いでしょう。
買主が住宅ローンの審査に落ちた場合、住宅ローン特約により買主に手付金が返却されるケースが一般的であり、これは売主側で防げる解約ではありません。
買主の支払い能力が見込まれるか、不動産会社に情報を確認しておくのもひとつの方法です。

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契約不適合責任に関するトラブルの事例

不動産売却では、不動産に瑕疵がある場合、売主が事実を告げたかどうかが重要なポイントとなります。
例えば、建物に雨漏りが発生している場合、売買契約書や重要事項説明書などで雨漏りの事実や損傷の度合いが提示され、買主が容認している場合は、契約不適合に該当しません。
反対に、過去の雨漏り事実を契約書などで明示せず、後から買主が屋根の腐食などに気づくと、契約不適合責任を問われます。
建物がシロアリ被害に遭っている場合も、買主が納得したうえで購入すれば、契約不適合責任には問われません。
契約不適合責任を逃れることは難しいため、売却前に入念にチェックしておくことが重要です。

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契約不適合責任に関するトラブルの事例

まとめ

不動産売却におけるトラブルの事例として、重要事項説明に関するトラブルが挙げられ、土地の境界が曖昧である・用途地域の境界線周辺にある・マンションの目の前に高層マンションが建ったなどの事例があります。
契約解除については、買主の一方的な事情による解約や、住宅ローンの審査に通らなかったことによる解約があり、後者の場合は手付金の請求ができません。
契約不適合責任は、不動産の瑕疵を売主が告げていなかったことによるトラブルであり、シロアリや雨漏りに関するトラブルが主な事例です。
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