事故物件はリフォームで資産価値を維持できる?費用の相場と注意点も解説

2025-03-18

事故物件はリフォームで資産価値を維持できる?費用の相場と注意点も解説

不動産を売却する方のなかには、資産価値をキープするためにリフォームを施してから売り出すことがあります。
しかし売却予定の不動産が事故物件だとしても、リフォームで資産価値を維持することは可能なのでしょうか。
そこで今回は、事故物件の資産価値をリフォームで維持できるかどうかに関して、費用相場や注意点と一緒に解説します。

事故物件はリフォームで資産価値を維持できるか

結論から言えば、事故物件の資産価値はリフォームである程度維持できますが、大きな効果は期待できないでしょう。
事故物件は事件や事故など、自然死以外の原因で人が亡くなっていることから、心理的瑕疵がある物件と考えられます。
心理的瑕疵がある物件は買主が見つかりにくいため、壁紙の張り替えや水回りの交換などのリフォームを実施すれば、事故物件に対する不快感の軽減につながります。
しかしリフォームしたとしても事故物件である事実は変わらず、告知義務もなくなりません。
リフォーム後も引き続き買主に事故物件だったことを伝える必要があるのです。

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事故物件のリフォームにかかる費用の相場

事故物件のリフォームに必要な費用は、内容や規模の大きさなどで異なります。
たとえば内装のリフォーム費用は、壁紙の張り替えが1㎡につき約2,000円、フローリングの交換は1㎡につき約4,000円が相場です。
畳の交換には1畳につき8,000~1万2,000円ほどの費用がかかるでしょう。
水回りのリフォームでは、トイレが便器の交換と内装工事で約20~30万円、浴室がユニット自体の交換で約90~100万円必要になるケースがあります。
フルリノベーションが必要になると安くても500万円、高額の場合は900万円かかる可能性があることも併せて覚えておきましょう。

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事故物件のリフォームにおける注意点

事故物件のリフォームを実施する場合は事前に特殊清掃をおこない、室内に付着した体液などの汚れや異臭を取り除いておきましょう。
特殊清掃を済ませたあと、専門業者へのリフォーム依頼時には事故物件である旨を明確に伝えることも重要です。
リフォーム工事に着手してから事故物件であることが発覚すると、契約違反などトラブルに発展するおそれがあるため注意しましょう。
またリフォームにおける注意点としては、希望条件を説明しておくことも大切なポイントです。
業者による現地調査の段階で、リフォームしたい場所や予算などをまとめたメモを渡せば、事前に予算を修正するなど計画的なリフォーム工事を実現できます。

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事故物件はリフォームで資産価値を維持できるか

まとめ

資産価値の維持を目的とした事故物件のリフォーム効果は、限定的と言えるでしょう。
費用相場はリフォームする部分や範囲によって異なり、フルリノベーションになると900万円にのぼるおそれがあります。
事故物件をリフォームする場合は事前に特殊清掃をおこなうなど、注意点に十分気を付けましょう。
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