2025-07-22

土地売却を検討する際、多くのかたが境界線の不明確さに悩むでしょう。
境界線が明確でないと、隣地所有者とのトラブルや損害賠償リスクが生じる場合もあります。
本記事では、土地売却時の境界線の調べ方と費用を解説します。
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売却のときにおける境界線とは、土地の範囲を明確に示す線であり、売主には買主に対して境界を明示する義務があります。
境界線の種類は、筆界と所有権界の2種類です。
筆界とは不動産登記法で定められる公法上の境界で、区画を示します。
所有権界は民法上の私法的な境界で、所有の範囲を示します。
筆界とは登記上の境界であり、所有者の同意があっても移動しませんが、所有権界は当事者の合意で変動が可能です。
筆界特定制度は、筆界のみを特定する行政制度であり、所有権界の確定はできません。
売却のときには、筆界と所有権界の違いを理解し、正確な境界を明示する必要があります。
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売却のときの境界線の調べ方は、まず公図や地積測量図を確認しましょう。
公図は登記所で取得でき、位置や形状を示しますが、精度が低い場合もあります。
地積測量図は登記所に保管されている測量図で、面積や形状が詳細に記載されています。
区画整理図面や地籍調査図面も有効です。
区画整理図面は区画整理事業により作成された図面で、地籍調査図面は国や自治体による地籍調査で作成されます。
これらの図面を確認し、現地の境界標と照合すれば、境界線の特定が可能です。
境界標が不明な場合や図面が古い場合は、土地家屋調査士に依頼して再測量し、隣地所有者の立会いのもとで境界を確定させる必要があります。
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境界確定測量にかかる費用は、土地の規模や形状、隣接地の数、現地の状況によって異なります。
一般的には50万円から60万円程度(条件により35万円~70万円程度)が相場ですが、複雑な場合や都市部では100万円を超える場合もあります。
測量は土地家屋調査士がおこない、隣地所有者の立会いも必要です。
筆界特定制度を利用する場合、申請手数料は1万円から数万円程度ですが、別途測量費用が発生する場合もあります。
筆界特定制度は、筆界に争いがある場合に法務局に申し立てて、第三者の専門家が筆界を特定する仕組みです。
境界を明確にしておけば、売却後のトラブルを未然に防げます。
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土地の売却には境界線の明示が不可欠です。
筆界と所有権界の違いを理解し、正確な境界を明示すれば、売却後のトラブルや損害賠償リスクを回避できます。
公図や測量図、区画整理図面などを活用し、不明な場合は土地家屋調査士や筆界特定制度を利用して境界を確定させましょう。
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